財団概要

沿革

 江戸時代,、酒田の本間家三代光丘は、学問を志す青少年のために寺院を建立し、図書を備え住職を置き学問所を作ることを、38年間にわたり幕府に願い出ました。しかし、「新寺建立禁止令」のため許可が出ませんでした。その後、大正時代になって、植林事業などの功績により光丘に贈位(生前の功績により位を授かること)がありました。

 酒田の人々は、それを祝い光丘神社を建立。八代光彌は、お礼として光丘の遺志を継ぎ、これまで収集してきた蔵書数万冊を全て寄贈し、山王の森に光丘文庫を建設しました。そして、大正10年(1921)、鶴岡の 酒井家、風間家の協力のもと、念願であった荘内育英会を設立しました。以来、奨学生の総数は1,200名になろうとしております。